さて、今回は蕎麦第2弾(製粉編)をお伝えします。
前回の蕎麦1で脱穀した蕎麦を天日干し、今日はいよいよ粉にしていきます。
今後予定をしている、子どもたちの蕎麦ひきは碾き臼(ひきうす)を利用するので、その分は別に確保し、それ以外を機械を使って製粉していきます。
それでは、その様子を見て行きましょう!
さー、有志BとAが運んでいる道具は、何かわかりますか?
最近ではあまり見られなくなりましたが、有志A宅からは、しれーと出てきました。
これは、唐箕 (とうみ)と言って、脱穀したモミや大豆等に入っている屑やゴミなどを、風の力によって分別する道具です。
※ここからの4行は興味がある人のみよんでください。
中国から伝来して、我が国の農家では、選別用具として最も大形で、主要な機具となった。昭和30年代まで広く使用され、現在も一部使用されている。手回しハンドルにより、4枚羽根の羽根車を回転する。漏斗から落下する選別物は、風力により、一番口、二番口、三番口に分かれて、精粒、屑粒、わら屑となる。大正後期に製作され、現在も時折使用されている。鳥取市瓦町の銘がある。とくに風胴が大きく、二枚羽根の羽根車をもっている。
天日干しした蕎麦を唐箕(とうみ)の上部から入れていきます。
中央部に丸い輪が見えますが、本当はその部分に道具を付け手で回すのですが、今は合理化社会、電動で回るよう細工をしてあります。
反対側から見るとこんな感じです。
一番重い実、次に重い実と種分けられ、屑やゴミは四角くあいたところから飛ばされます。
近くで見ると・・・
飛んでる様子は分かりますか?結構勢いよく飛んできます。
蕎麦の実もこんなに溜まってきました。
近くで見ると・・・
結構、角ばっています。
いよいよ製粉機で粉にしていきます。
↓
↓
数回繰り返して、粉が完成
有志C宅で蕎麦打ちをしていきます。
こねて
のばして
切って
湯がいたら
完成ー!
近所の方も集まっていよいよ試食!
そんなに慌てて食べなくても、たくさんありますよ。
こどもたちも来てくれました。おいしかったかな?
それでは最後に試食会の様子を・・・
ご近所A「よい、こりゃおいしかぞ。ほら、わっどんも食べてみろ」
ご近所B お孫さん2人に対して
「どがん おいしかねー?」
孫A 「・・・」
孫B 「・・・うん」
有志A「こりゃ、もう少し湯がいた方がよかっじゃなかっやー。
少し硬くなかやー」
有志C「なんの、こん硬さは心が残った硬さじゃなくて、こしがある硬さやっで
こっがよかっじゃっで」
有志A「あ、ほんとや」
ご近所A「ほんと おいしか。ほら、たくさん食べんば」
有志A 孫A・Bに対して
「どがんや、おいしかや?」
孫A 「・・・」
孫B 「・・・はい」
さー次は、小学生を対象とした「蕎麦づくり体験」をご紹介します。
それではまた、後日!